ボールペンの消し方6選!
壁についた汚れの消し方を水性・油性別に解説
「子供がボールペンで壁や床にいたずら書きをしてしまった。汚れをきれいに消す方法はないの?できれば油性で書いた落書きの消し方も教えてほしい!」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は壁や床についたボールペンの汚れを油性・水性別に解説します。
ボールペンの落書きで困っている方はぜひ本記事を参考にしてください。
目次
ボールペンインクの種類
ボールペンには油性・水性の2種類があります。
マジックペンのように持ち手の表面に分かりやすく表記されていないため、1種類しかないと思っている方も多いでしょう。
両者は特徴も違えば汚れの落とし方も違うのです。
まずはそれぞれの詳細について解説します。
油性ボールペン
一般的に利用されるケースが多いのは油性ボールペンです。
油性ボールペンは色素を溶かす有機溶剤が使われており、紙になじみやすいのがポイント。
乾くスピードが早く、にじみにくい特徴があります。
そのため、一度書いたら消しにくいのは油性ボールペンと言えるでしょう。
壁や床の落書きの消し方で悩む方の多くは、ほぼ油性ボールペンによる落書きです。
そのような特徴から壁に書かれた落書きを濡れた雑巾でこすり、のびたり消えたりしなければ油性ボールペンと見分けがつきます。
水性ボールペン
水性ボールペンは溶剤に水が使われているペンです。
書いた感触が軽く、長時間使用してもストレスなく書けるのが大きな特徴。
書くだけに焦点を当てれば、水性ボールペンは油性よりも優れているかもしれません。
一方、水性ボールペンは水に弱いのがメリットでもあり、デメリットでもあります。
水に触れるとにじみやすい難点があるものの、油性ボールペンよりも消しやすいです。
ボールペンの消し方(油性)
まずは消し方の悩みで多く寄せられる油性ボールペンについて解説します。
壁や床の素材の種類によって左右されるものの、一般的には後述する方法で消せるはずです。
漂白剤で落とす
最も効果が高いのは漂白剤の使用です(壁が白い場合限定)。
漂白剤をカップに少量入れ、綿棒の先端に漂白剤をつけて優しくこするだけ。
これを数回繰り返すだけで見た目は変わるでしょう。
尚、仕上げに落書きの箇所を水拭き→乾拭きするのがポイントです。
漂白剤でこすっただけで終わると、表面が黄ばむ原因となります。
エタノールや除光液を使う
壁や床が白以外の場合、エタノールや除光液を使う方法もおすすめです。
こちらも漂白剤同様、綿棒やコットンの先端につけて作業するだけ。
あとは汚れに染み込ませ、軽くたたきながら汚れを落としていきましょう。
デザインや色味によっては汚れがシミになるケースもあります。
そのため本格的に始める前に、汚れの隅で実験してから行うのがポイントです。
ガンジーインキ消しで落とす
ガンジーインキ消しとはボールペンの汚れを化学反応で消す薬品です。
用紙の文字修正で利用するケースが一般的であるものの、壁の汚れにも対応できます。
修正ペンと異なり、消し跡がほぼ分からないのが大きなメリットでしょう。
尚、ガンジーインキには「1 白液」「2 青液」の2種類があります。
まずは1のインクを綿棒につけ、汚れの部分に塗りこんでいきましょう。
次に2のインクをキャップのはけに塗り、1の上から塗ります。
この流れを繰り返すだけで、きれいに消せる可能性が高いです。
ボールペンの消し方(水性)
続いては水性ボールペンの消し方について解説します。
いずれも日頃家にありがちな物で対応でき、シンプルな方法で汚れを落とせるのが特徴です。
濡れ雑巾で拭く
まずは濡れ雑巾で拭いてみましょう。
書いてから長時間経過していなければ、軽くこするだけできれいに落ちるケースもあります。
それでも落ちない場合、濡れ雑巾に洗濯用洗剤やガスクリーナーを含ませて塗るだけでも効果的です。
消しゴムでこする
壁や床の材質によっては消しゴムで対処できるケースもあります。
とはいえ一般的な消しゴムではなかなか消えません。
そこで壁の汚れ落とし専用消しゴムを使えば、ボールペンの落書きもきれいに消せるでしょう。
壁の汚れ落とし専用消しゴムはホームセンターやリフォームショップで販売しています。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
歯磨き粉で落とす
研磨剤や清掃剤の入った歯磨き粉であれば、汚れがきれいに落ちる可能性もあります。
手順は歯ブラシに歯磨き粉をつけてこするだけ。
こすっているうちに段々と汚れが消えていきます。
あとは汚れを落とした部分を水拭きして完了です。
まとめ
ボールペンのインクには油性と水性があり、とくに汚れ落としで悩みやすいのは油性ボールペンです。
濡れた雑巾で汚れを軽く拭き、にじむ気配がなければ油性ボールペンの汚れと言えます。
漂白剤・エタノール・除光液などを使うと、汚れが落ちる可能性は高まるでしょう。
子供がいたずらしてしまった場合はぜひ今回の方法を試してみてください。