最優先すべきバリアフリーの基本!躓きや転倒を防ぐリフォーム。バリアフリーリフォーム・シリーズ①
一番安らげる場所であり、くつろぎ空間である我が家。
ですが、お住まいの中には思いがけず、気付きにくい段差や滑りやすい床で躓いたり、転倒したりする危険が多いことはご存知ですか?
どんな世代でも毎日を暮らしやすく、また将来を見据えてお住まいの安全性を高めるためにも
バリアフリーリフォームを検討してみませんか?
この記事ではバリアフリー化の基本である「段差の解消」「手すりの設置」「床材選び」について解説します。
目次
お住まいのバリアフリー化とは?
お住まいのバリアフリー化とは、生活していく上で障壁(バリア)となるものを取り除く(フリー)ことをいいます。
バリアフリー化は身体に障害のある方や介護が必要な方、ご高齢の方が対象と思われがちですが、決してそんなことはありません。
健康な人でもちょっとした段差で躓いたり、滑って転倒したり、事故やケガの原因につながることは十分に考えられますし、家族のライフスタイルや身体の状態も一人一人違います。
バリアフリー化で事故やケガにつながるかもしれない、ちょっとした段差や、滑りやすい箇所を解消・取り除いて誰もが安心安全・快適な住空間づくりを目指しましょう。
本格的な高齢化社会を迎えた現代
本格的な高齢化を迎えている現代社会では、お住まいをバリアフリーにすることはポピュラーです。
新築の場合でも、バリアフリー住宅は今やノーマルになってきています。
若い人でも、急な病気やケガで生活に支障がでる場合や、将来、親や家族の介助が必要になることもあります。
年齢を重ねれば、ご自身の移動に負担を感じるようになるかもしれません。
またバリアフリー住宅は高齢者や身体に不自由を感じる方だけでなく、妊娠中の女性や小さなお子様にとっても
家庭内での事故やケガのリスクを減らし、身体の負担を減らして快適な生活につながっていきます。
介助・介護を受ける方や支えるご家族にとっては、負担を減らしながらも「生活の質」を高め、
長い将来を見据えて安全性を高め「備えておく」ことが重要です。
介助・介護を受ける方やご家族、またはこの先に身体の状況が変わった時にも対応できるよう、
今より快適な暮らしへ生活の質を上げる「バリアフリーリフォーム」を考えることは大切です。
バリアフリーの基本。リフォームを優先すべき場所
バリアフリーリフォームといってもお住まいの環境を一気に整えることは難しいので、できることから始めてみることがポイントです。
まずはお住まいの中で、躓きや転倒の元を解消して危険を防ぎ、移動の時にはスムーズな動きができるよう生活動線に沿ったリフォームを考えることが重要です。
そこでバリアフリーリフォームの基本となる「段差の解消」「手すりの設置」「床材選び」の3点についてみてみましょう。
段差の解消
昭和時代の古いお住まいや、団地に多く見受けられる段差ですが、段差がなくなることで移動がスムーズになり、
安全性が高まります。
バリアフリー住宅にリフォームする際は、住宅の中だけではなく、
玄関やお庭エントランスなど外構・エクステリアのボコボコや段差も見直しましょう。
足腰が弱い人や、身体が不自由になるとちょっとした段差が躓きや転倒の原因になりとても危険です。
車イスの場合には、たった1㎝の段差でも乗り越える時には力が要り、ちょっとした移動やわずかな段差が身体的にも精神的にも大きな負担になります。
段差を解消するリフォームは、躓きや転倒の防止、足腰の負担減少につながります。
生活動線を見直し、使用頻度が高い箇所はできるだけ段差がないようにリフォームすることをおすすめします。
段差の解消方法には、
スロープの設置、床のかさ上げ、台を設置して段差を小さくするなどがあります。
ドアの下、部屋・廊下との敷居や境目、使用頻度が高い寝室・浴室・トイレなどの段差を解消し取り除くと、
床の高さが全体的に揃って移動しやすい空間になります。
床の高さがフラットになると、見た目もキレイで、空間を広く感じるといったメリットもあります。
手すりの設置
手すりの設置リフォームは、移動の転倒防止や移動の補助、身体の支えになることがポイントになります。
転倒事故が起きやすい階段や、段差が大きい玄関、長い廊下や使用頻度の高いトイレ、浴室など移動の長い場所、危ない場所を見直してみましょう。
お庭エントランスなどの外構・エクステリアには、段差解消やスロープ設置と合わせて、手すりがあるとより安心です。
健康な人でも、階段を上がる時に手すりに思わずつかまってホッとすることはありませんか?
手すりは足腰の負担を軽減し、転んでしまうかも…精神的な負担も軽減できます。
手すりを設置する際は、手に優しく馴染みやすい形や種類、使いやすい位置や高さを十分考慮して、
安全を確保できるように調節して設置することでより使いやすくなります。
床材選び
現在の住宅では主流になっているフローリング床材は、ツルツルとしていてお掃除はしやすいのですが、
その分滑りやすく、高齢者様や小さなお子様、ペットの転倒やケガの原因につながってしまう危険性があります。
床材を変更し、滑りにくい床材を選ぶリフォームは、転倒やケガを未然に防ぐためにも滑りにくい床材を選ぶことがポイントになります。
転んでも大きなケガにならないよう、じゅうたんやカーペットを敷くという簡単な方法もありますが、
バリエーション豊富でバリアフリー用途にも対応するフローリングもありますし、足腰の負担軽減にもなる柔らかくて断熱性に優れたコルク素材の床材、洗面所や浴室など水回りに適した耐久性のある床材など、
各お部屋の用途や特徴に合わせて、床材を選ぶと安心・快適です。
バリアフリーリフォームの支援制度
ご紹介した「段差の解消」「手すりの設置」「床を滑りにくい素材へ変更する」といったバリアフリーリフォームは、介護保険制度の補助金対象になっています。
他にも各自治体によってはリフォーム支援制度やリフォーム減税制度などの補助金・助成金制度があります。
制度を上手に活用して、お得にバリアフリーリフォームができたら嬉しいですね。
まとめ
今回は最もスタンダードな基本のバリアフリーリフォームである「段差の解消」「手すりの設置」「床材選び」について解説しました。
若い世代から高齢世代、妊娠中や病気・ケガのとき、どの状況であっても家庭内での事故や転倒のリスクを減らすことは大切です。
バリアフリーリフォームなんて、まだ先の話…と思わずに、元気なうちからバリアフリー化をスタンダードにし、暮らしの中に取り入れると生活動線がスムーズになり暮らしやすくなります。
また高齢化社会を迎えている現代、早いうちから将来を見据えて備えておくことで、歳を重ねても住み慣れたお住まいで安心して暮らし続けることができ、いざという時に困りません。
お住まいの中を点検し、危険な箇所や改善したい箇所はどこかチェックしてみてください。
事故やケガをする前にお住まいを見直して、安心安全で快適なお住まいに整えましょう!
段差の解消や手すりの設置、床材選びも小規模なものからリフォームが可能ですので、今より快適な暮らしへ生活の質を上げる「バリアフリーリフォーム」を、ぜひできる範囲のものからはじめてみましょう。
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